防犯カメラ、以外な楽しみ。猫たちが歩く。

MacBookが水を被ったり、MacMiniが古かったりでデータはその度になんとか命を繋いできた。その意味で写真の日付は時間をかけて確認しなければならない。40年前石狩で第1子を産んだ頃我が家には2匹の猫がいた。1匹は仙台で知人から預かってそのまま育てることになったレオ。もう1匹が石狩の家でどこからか迷い込んできたアリだった。そのアリがこのキジ猫とそっくりだったので、帯広でやってきたアリと同じ生地を羽織った猫にアリジと名付けた。性格は全く違ってこのアリジは逞しい猫だった。レモンケーキが大好きで出来上がったばかりのケーキをラッピングして机に置いておくと一瞬で持って行かれた。袋ごと持ってゆくのが新鮮だった。

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              2015.7.14 アリジに遭遇

耳を張りカメラを見据えるこの眼光なかなかではありませんか?

 

2016年、私も帯広での暮らしに慣れて来た頃アリジが子猫を2匹づつ連れて物置の下に入って行く。流石に疲れの見える様子だが、半分眠りながら子猫を遊ばせている。

 

 

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                 2016,8

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       アリジの子育ての凄いところは4匹一緒に訓練しないことだ。

 

初めは昔ながらのかつ節ご飯や玉子だったが猫用のペットフードを初めて買った。40年前には猫ご飯だった。最初に母さん猫が食べてそのあとで子猫が食べた。暫くしてアリジは子猫たちを置いて他の場所に移動してしまった。4匹の子猫のうち1匹はどこかで飼われて3匹が我が家の庭と物置の下で過ごすようになった。木登りの上手な猫たちでイチイの木が遊び場だった。

3匹の子猫たちは玄関フードの布団を入れた茶箱の中で冬を越した。2匹が雄で1匹が雌だった。

 

2017、6、24   唸りが台所にいた。ここは僕の場所だって言ってる。

親猫と子別れがあるように翌年夏まで3匹一緒だったが雌猫の尻尾の長いしっぽちゃんは離れていった。しっぽちゃんはアブ取りが大好きだった。

 

 

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 必要最低の世話をしているだけなので飼い猫のような感じではなく、彼らは自立していた。

 

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キジが一度病気になった。怪我をしていたわけではないが、ぐったりして食事を取らなくなって3日水も飲まない。唸りは日に一度大丈夫かと寄って行き外へ出て行く。なんにもできないのに私は水は飲めないか大丈夫かと声をしきりにかける。キジは飲まず食わずで耐え越えて行った。病み上がりのキジと唸りは向かいの草むらで日がな過ごしていた。

 

病にある時動物たちは自分の力で越えるしかないことを知っていた。唸りはそれをじっと待ちキジは越えた時どんなに唸りと共に在る喜びを感じたことだろうか。

  

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この兄弟猫は今まで飼っていた日本猫とは違うように感じた。

 

防犯カメラを設置したが、以外に猫たちを捉えている。不法侵入者を映像で捉えたいと思っている。